普及版 字通 「黜」の読み・字形・画数・意味
黜
17画
[字訓] おとす・しりぞける・のぞく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は出(しゆつ)。出に(ちゆつ)の声がある。〔説文〕十上に「貶(おと)し下(くだ)すなり」とあり、〔書、典〕に「幽を黜陟(ちゆつちよく)す」とみえる。人材を進退することを黜陟という。
[訓義]
1. おとす、くだす。
2. しりぞける、おう、はなつ。
3. のぞく、さる、やめる。
4. そこなう、へらす、たつ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕黜 サル・ススム・ツタナシ・シリゾク 〔字鏡集〕黜 シリゾク・タエタリ・ハナツ・ツタナシ・クダル・サル・ススム・ユク
[語系]
黜thiut、陟tikは進退の意の聯語。tiutは黜とほとんど同じ語である。
[熟語]
黜遠▶・黜華▶・黜革▶・黜棄▶・黜遣▶・黜削▶・黜升▶・黜辱▶・黜斥▶・黜責▶・黜退▶・黜陟▶・黜廃▶・黜剝▶・黜罰▶・黜否▶・黜放▶・黜慢▶・黜免▶・黜落▶
[下接語]
棄黜・糾黜・譴黜・減黜・降黜・左黜・削黜・黜・陞黜・賞黜・斥黜・責黜・廃黜・罷黜・黜・貶黜・放黜・褒黜・免黜・抑黜
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報