日本歴史地名大系 「鼎池」の解説 鼎池かなえいけ 愛知県:名古屋市瑞穂区中根村鼎池[現在地名]瑞穂区田辺通中根(なかね)村北の新開地と北井戸田(きたいどた)村の境にある川名(かわな)川(山崎川)の西岸に開かれた雨池。天保村絵図に、塩付(しおつけ)街道と山崎(やまざき)川に挟まれた地に鼎池が描かれている。「尾張名所図会」には、鼎池の萩の花が描かれ、現在の萩山(はぎやま)町にその名をとどめている。昭和三〇年代に、この池付近より「文化十年癸酉十一月」「三新田立之」「従是東西南鼎池地内」と三方に刻まれた石杭と「従是南東鼎池地内」と記す石杭が発掘された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by