鼎池(読み)かなえいけ

日本歴史地名大系 「鼎池」の解説

鼎池
かなえいけ

[現在地名]瑞穂区田辺通

中根なかね村北の新開地と北井戸田きたいどた村の境にある川名かわな(山崎川)西岸に開かれた雨池。天保村絵図に、塩付しおつけ街道山崎やまざき川に挟まれた地に鼎池が描かれている。「尾張名所図会」には、鼎池の萩の花が描かれ、現在の萩山はぎやま町にその名をとどめている。昭和三〇年代に、この池付近より「文化十年癸酉十一月」「三新田立之」「従是東西南鼎池地内」と三方に刻まれた石杭と「従是南東鼎池地内」と記す石杭が発掘された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 南北 山崎

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android