齧り散らす(読み)カジリチラス

精選版 日本国語大辞典 「齧り散らす」の意味・読み・例文・類語

かじり‐ちら・す【齧散】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. あれこれとむやみにかじる。かじって散乱させる。
  3. 芸事学問などあれこれ少し手をつけてはすぐやめる。
    1. [初出の実例]「神免二刀流の三味線を、せうせうかぢりちらしまする様にござりまするが」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android