龍鱗(読み)りょうりん

精選版 日本国語大辞典 「龍鱗」の意味・読み・例文・類語

りょう‐りん【龍鱗】

〘名〙
① 龍のうろこ。また、数の多いことにたとえていう。
※三教指帰(797頃)上「仰善之類、猶稀麟角、耽悪之流、既鬱龍鱗
随筆・孔雀楼筆記(1768)一「翌日かの池のあたりにて、村民龍鱗を拾ひ得」 〔蔡邕‐篆勢〕
天子英雄威光をたとえていう。
③ 危険なこと、危険な状態をたとえていう。
※俳諧・芭蕉翁反古文(花屋日記)(1810)上「いかなる仙方ありて虎口龍鱗を医すとも」

りゅう‐りん【龍鱗】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android