りょう‐りん【龍鱗】
- 〘 名詞 〙
- ① 龍のうろこ。また、数の多いことにたとえていう。
- [初出の実例]「仰レ善之類、猶稀二麟角一、耽レ悪之流、既鬱二龍鱗一」(出典:三教指帰(797頃)上)
- 「翌日かの池のあたりにて、村民龍鱗を拾ひ得」(出典:随筆・孔雀楼筆記(1768)一)
- [その他の文献]〔蔡邕‐篆勢〕
- ② 天子・英雄の威光をたとえていう。
- ③ 危険なこと、危険な状態をたとえていう。
- [初出の実例]「いかなる仙方ありて虎口龍鱗を医すとも」(出典:俳諧・芭蕉翁反古文(花屋日記)(1810)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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