龍鱗(読み)りょうりん

精選版 日本国語大辞典 「龍鱗」の意味・読み・例文・類語

りょう‐りん【龍鱗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 龍のうろこ。また、数の多いことにたとえていう。
    1. [初出の実例]「仰善之類、猶稀麟角、耽悪之流、既鬱龍鱗」(出典:三教指帰(797頃)上)
    2. 「翌日かの池のあたりにて、村民龍鱗を拾ひ得」(出典:随筆・孔雀楼筆記(1768)一)
    3. [その他の文献]〔蔡邕‐篆勢〕
  3. 天子英雄威光をたとえていう。
  4. 危険なこと、危険な状態をたとえていう。
    1. [初出の実例]「いかなる仙方ありて虎口龍鱗を医すとも」(出典:俳諧・芭蕉翁反古文(花屋日記)(1810)上)

りゅう‐りん【龍鱗】

  1. 〘 名詞 〙りょうりん(龍鱗)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む