とらく瀬戸(読み)とらくせと

日本歴史地名大系 「とらく瀬戸」の解説

とらく瀬戸
とらくせと

小値賀町の野崎のざき島と新魚目しんうおのめ町の間の津和崎つわさき瀬戸のこととされる。弘安一〇年(一二八七)正月一五日の青方覚尋譲状案(青方文書)に「とらくのセと」とみえ、覚尋(能高)が子の高家に地頭職を譲った浦部うらべ青方あおかた(現上五島町)の四至のうち北の境が当地であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報