ばかりに

精選版 日本国語大辞典 「ばかりに」の意味・読み・例文・類語

ばかり‐に

  1. ( 「に」は格助詞接続助詞のように用いる ) ある行為をした(またはしなかった)というだけで、考えもしなかった悪い結果になることを表わす。一見何でもないことが原因となって取り返しのつかない事態になる場合に用いる。
    1. [初出の実例]「江戸子の声色つかふたばかりに、高札で落した」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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