もさ言葉(読み)モサコトバ

デジタル大辞泉 「もさ言葉」の意味・読み・例文・類語

もさ‐ことば【もさ言葉】

近世の関東方言のこと。文末間投助詞の「もさ」を付けたところからいう。江戸やっこことばとしても使われた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「もさ言葉」の意味・読み・例文・類語

もさ‐ことば【もさ言葉】

  1. 〘 名詞 〙 近世の関東方言のこと。ことばの終わりに「もさ」という語をつけたところからいう。江戸では奴詞(やっこことば)としても使われた。
    1. [初出の実例]「もさ言(コトバ)とはこれ如何。其時先生些も騒がず、既に直実もさ詞(コトバ)なるべし」(出典滑稽本・大千世界楽屋探(1817)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android