ソムジン(蟾津)江(読み)ソムジンこう(英語表記)Sǒmjin-gang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソムジン(蟾津)江」の意味・わかりやすい解説

ソムジン(蟾津)江
ソムジンこう
Sǒmjin-gang

韓国の南西部を流れる川。全長 212km。チョルラプク (全羅北) 道東部,チナン (鎮安) 高原のパルゴク (八谷) 山付近に源を発し,ソベク (小白) 山脈中を南東に流れて,チョルラナム (全羅南) 道とキョンサンナム (慶尚南) 道の境界付近でクアンヤン (光陽) 湾に注ぐ。先行性河川で峡谷急流がある。流域には盆地が開け,上流からイムシル (任実) ,スンチャン (淳昌) ,コクソン (谷城) ,クレ (求礼) の各盆地,また支流ヨ (蓼) 川にナムウォン (南原) 盆地などがある。上流にソムジン江ダムがあり,発電,灌漑に利用されるほか,西方に流れるトンジン (東津) 江に水を送っている。

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