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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セール
Sale

イギリスイングランド中北部,グレーターマンチェスター地域南西部,トラフォード地区の町。マンチェスターの南西約 10kmに位置し,その郊外住宅地となっており,近郊農業が行なわれる。ブリッジウォーター運河(1761)が中央部を貫流する。

セール
Sale

オーストラリア,ビクトリア州東部,ギプスランド地方東部の地方中心都市。メルボルンの東 212kmに位置。農牧業およびバス海峡の石油,天然ガス開発により発展。天然ガス処理工場があり,メルボルンへパイプラインで送られる。人口1万 3853 (1991推計) 。

セール
Serre, Jean-Pierre

[生]1926.9.15. バジュ
フランスの数学者。エコール・ノルマル・シュペリュール(1945~48)とソルボンヌ大学に学び,1951年に博士号を取得。1948~54年フランス国立科学研究所 CNRSに所属。ナンシー大学にも学び,コレージュ・ド・フランスで教授を務める。1954年,オランダのアムステルダムで開催された国際数学者会議で,代数的位相幾何学(→代数的位相数学)に関する業績によりフィールズ賞を受賞。代数的位相幾何学はアンリ・ポアンカレによるホモロジー論(→ホモロジー代数学)などに起源をもつが,セールはファイバー空間スペクトル系列の方法を確立して,球面のホモトピー群(→ホモトピー論)などの研究に本質的な発展をもたらした。その後の業績は,代数幾何学群論整数論など多岐にわたっている。特に,保型形式,アーベル多様体,ガロアの理論などにおいて,代数幾何学の手法を整数論に応用する,数論的代数幾何学と呼ばれる分野の創設にかかわった。また,セールは数学者グループ,ニコラ・ブールバキの第2世代の一人であり,フィールズ賞受賞者であるアレクサンドル・グロタンディーク,ピエール・R.ドリーニュなどに大きな影響を与えた。2003年にはアーベル賞の第1回の受賞者となった。

セール
Serres,Michel

[生]1930. アジャン
フランスの哲学者。数学,物理学,生物学,宗教学など,広範な知の領域を統合し,象徴分析に代るロゴス分析を提唱,科学哲学の新たな方法を確立した。『ライプニッツの体系とその数学的モデル』 Système de Leibniz et ses modèles mathématiques (1968) ,『ヘルメス』 Hermès (5巻,69~80) において科学史と思想史を同一平面でとらえたばかりか,『生成』 Genèse (82) などでは学と芸術の区分もこえて,哲学,神話,政治,文学,絵画,スポーツなど,多様な対象をロマネスクな文体で横断している。

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デジタル大辞泉の解説

セール(sail)

船の

セール(sale)

販売。特に、大売り出しのこと。「バーゲンセール」「優勝記念セール

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百科事典マイペディアの解説

セール

フランスの数学者。研究対象は広く,トポロジー,代数幾何学,整数論にわたる。球面のホモトピー群の研究により,1954年フィールズ賞

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世界大百科事典 第2版の解説

セール【Jean‐Pierre Serre】

1926‐ 
フランスの数学者。研究対象は広く,トポロジー,代数幾何学,整数論にわたっているが,1950年前後はトポロジーの色彩が濃く,次いでしだいに代数幾何学の色彩が強くなり,60年前後から数論に広がっていった。理論をきれいにまとめる点に定評があり,球面のホモトピー群の研究で1954年フィールズ賞が与えられた。永年にわたり,コレージュ・ド・フランスの教授の地位にある。即【永田 雅宜】

セール【Olivier de Serres】

1539ころ‐1619
フランスの農学者。セール家は,南フランスのビバレ地方(現在のアルデーシュ県)で,農業経営と商取引により産をなした家柄であるが,オリビエ・ド・セールは自ら農業の実践家であると同時に,フランスの代表的な農学者であった。若年にして手に入れたル・プラデルの農園を実験農場とし,輪作制の休耕地に飼料作物(ウマゴヤシなど)を導入したり,フランドルからはセイヨウアカネ,イギリスからはホップ,イタリアからはクワやトウモロコシを導入するなど,当時としてはきわめて先進的な農業改良を試みた。

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大辞林 第三版の解説

セール【sail】


セール【sale】

売り出し。多く一定の趣旨を掲げて一定期間行われるものをいう。 「バーゲン--」 「在庫一掃-」

セール【Michel Serres】

1930~ ) フランスの科学哲学者。ルクレチウスやライプニッツの再評価を提唱。多様性、カオス、生成の哲学を試みる。著「生成」「コミュニケーション」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セール
せーる
Michel Serres
(1930― )

フランスの科学史家、哲学者。フランス海軍学校、エコール・ノルマル・シュペリュール(高等師範学校)に学ぶ。3年間の海軍勤務を経て、クレルモン・フェラン大学で教職に就く。ライプニッツ研究により哲学博士号を取得。
 ルクレティウス、ライプニッツなど、古代から近代までの数学を科学史・現代哲学の観点から再構築する一方で、エミール・ゾラやジュール・ベルヌなどの文学者を通して19世紀における認識論的問題を考察した書物も複数著す。また「自然契約」の概念から環境と人間の問題を思索し、人類学・神話学の角度からの天使論、哲学者論などを執筆するなど、活動分野は広範である。
 初期の『ヘルメス』Herms全5巻(1969~1980)のシリーズでは、「コミュニケーション」「発明」「百科事典」を鍵(かぎ)にライプニッツを読み直しながら、「複数の科学史(エピステモロジー)」を展開する。またフッサールの幾何学の起源の探究においては、ギリシアにおける幾何学の発生とその伝承が問題であったが、セールはそれがどの時点/地点で生じてもよいような「諸時間の歴史」のできごととしてとらえる。さらに幾何学の線的思考に対して「図表」のネットワーク・モデルから複数性を考える。ここから商業、盗人、旅人の守護神でありゼウスの伝令でもあったヘルメス/コミュニケーション、すなわち翻訳、輸送、取引といったテーマがキーワードになり、狭義の数学や科学史から広大な人間的・文化的領域へと考察は広がる。このモチーフは約35年間にわたって書かれた『幾何学の起源』Les origines de la gomtrie(1993)にも受け継がれた。同書ではギリシア哲学における「ロゴス」の意味を検証し、「ロゴス」を語るのに比例・比率という従来の解釈に「輸送」の意味を加え、ギリシア人にとってはa対bという比そのものよりも、a対bがc対dとイコールになるという「アナロジー」がすべてであって、この輸送・翻訳的アナロジーこそがロゴスの本質であるとする。同書の結びでも、新たな言説の流れが尽きることなく広がるだろうと記し、インターネットの発展に積極的なヘルメス/コミュニケーションの可能性をみて、活発な発言をしている。[原 宏之]
『豊田彰・青木研二訳『コミュニケーション ヘルメス』(1985・法政大学出版局) ▽豊田彰訳『干渉 ヘルメス』(1987・法政大学出版局) ▽豊田彰・輪田裕訳『翻訳 ヘルメス』(1990・法政大学出版局) ▽豊田彰訳『分布 ヘルメス』(1990・法政大学出版局) ▽青木研二訳『北西航路 ヘルメス』(1991・法政大学出版局) ▽豊田彰訳『幾何学の起源――定礎の書』(2003・法政大学出版局)』

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世界大百科事典内のセールの言及

【層】より

…その直後,H.カルタンらが層の一般論を展開し,多変数関数論に有効に利用した。セールJ.P.Serre(1926‐ )は層の概念が代数幾何学において非常に有効であることを示した(1955)が,それはその後の代数幾何学の発展の基礎となった。 位相空間Xの各開集合Uにアーベル群(環,R加群など)F(U)が対応していて,VUのとき,準同型ρV,UF(U)→F(V)が与えられているとする。…

【層】より

…その直後,H.カルタンらが層の一般論を展開し,多変数関数論に有効に利用した。セールJ.P.Serre(1926‐ )は層の概念が代数幾何学において非常に有効であることを示した(1955)が,それはその後の代数幾何学の発展の基礎となった。 位相空間Xの各開集合Uにアーベル群(環,R加群など)F(U)が対応していて,VUのとき,準同型ρV,UF(U)→F(V)が与えられているとする。…

【生糸】より

…しかし最大の蚕糸業国として栄えたのはイタリアであり,ピエモンテ,ロンバルディア両地方産の生糸,撚糸が名声を博した。フランスへは13世紀中ごろに移入され,16世紀末以降農学者O.deセールらの努力で大きな進歩をとげ,ローヌ川流域を中軸とした南東部一帯で生糸の生産が飛躍的発展をみた。1825‐53年には全国的な養蚕ブームが展開されたが,54年以降の激しい蚕病の流行によって,フランスのみならずイタリア,スペインなどの養蚕業は大打撃を被った。…

【養蚕】より

…その後15世紀末から16世紀中葉にかけて,南東部一帯で栽桑・養蚕業が隆盛に向かったが,最大の進歩はアンリ4世の治下(1589‐1610)においてみられた。同王が農学者O.deセールらの努力をおおいに勧奨した結果,養蚕場ならびに繭・生糸生産の飛躍的増大が達成されたのである。17世紀後半にはコルベールによる養蚕業の保護,奨励も行われた。…

※「セール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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