全国新幹線鉄道整備法に基づき、国が1973年に建設を決めた整備新幹線の一つで、最終的に新青森駅と札幌駅を結ぶ。先行したのは新青森―新函館北斗(約149キロ)で、2016年3月に開業した。残る新函館北斗―札幌(約212キロ)には四つの途中駅が設置される。鉄道建設・運輸施設整備支援機構によると、今年4月時点でトンネル延長の74%が掘削済み。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
整備新幹線の一つで、青森市―札幌市間の約360キロメートルの路線をさす。このうち新青森―新函館北斗(しんはこだてほくと)間148.8キロメートルは、2005年(平成17)に工事に着手し、2016年3月に開業した。運行管理会社は北海道旅客鉄道(JR北海道)。新青森で東日本旅客鉄道(JR東日本)の東北新幹線と接続し、大部分の列車が仙台、東京へ直通する。北海道新幹線の開業により、東京―新函館北斗間は最速列車の「はやぶさ」が4時間2分で走行する。青函(せいかん)トンネルを含む新中小国(しんなかおぐに)信号所―木古内(きこない)間82.1キロメートルは、在来線と線路を共用するため、標準軌の線路の間に狭軌用にレールを1本追加する3線軌条であり、高速化の障害になっている。
新函館北斗から新八雲(しんやくも)(仮称)、長万部(おしゃまんべ)、倶知安(くっちゃん)、新小樽(しんおたる)(仮称)を経由して札幌に至る区間(約212キロメートル)は、2012年に工事着工した。2015年の政府・与党申し合わせにより、2030年度末の全線開業が予定されている。北海道新幹線の開業に伴い、観光やビジネスなどさまざまな分野で、地域経済の活性化が期待される。
[青木 亮 2016年10月19日]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
(2012-12-13)
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新