ピサのドゥオーモ

世界の観光地名がわかる事典 「ピサのドゥオーモ」の解説

ピサのドゥオーモ【ピサのドゥオーモ】

イタリア中部のトスカーナ地方の都市ピサ(Pisa)にある、ロマネスク様式のドゥオーモ(大聖堂)。世界的に有名なピサの斜塔は、この大聖堂の鐘楼(しょうろう)で、すぐ脇に建っている。1063年、当時都市国家だったピサがパレルモ沖でサラセン艦隊に勝利したことを記念して建設が始まったとされる。建物内部には、ガリレオ・ガリレイがその揺れているのを見て振り子の等時性を発見したと伝わるランプや、14世紀初めのイタリアゴシック様式を代表する彫刻として知られるジョバンニ・ピサーノの説教壇、聖ラニエリとハインリヒ7世の墓所などがある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android