レブレヤヌ(英語表記)Liviu Rebreanu

改訂新版 世界大百科事典 「レブレヤヌ」の意味・わかりやすい解説

レブレヤヌ
Liviu Rebreanu
生没年:1885-1944

ルーマニア小説家。オーストリア・ハンガリー支配下のトランシルバニア地方に生まれる。1908年雑誌に短編小説を発表して文壇に認められ,複雑な民族問題を背景農民土地への執念をテーマとした小説《イオン》(1920)は,ルーマニア社会小説の伝統を確立した名作として評価された。同じ村を舞台として農民反乱を描いた《一揆》(1932)はその続編で,雄大な叙事詩的作品である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android