上崎 美恵子(読み)コウザキ ミエコ

20世紀日本人名事典 「上崎 美恵子」の解説

上崎 美恵子
コウザキ ミエコ

昭和・平成期の児童文学作家



生年
大正13(1924)年11月15日

没年
平成9(1997)年9月2日

出生地
福島県二本松市

本名
上崎 美枝子

学歴〔年〕
青山女学院高等女学部卒,和洋女子大学卒

主な受賞名〔年〕
赤い鳥文学賞(第6回)〔昭和51年〕「まほうのベンチ」「ちゃぷちゃっぷんの話」,サンケイ児童出版文化賞(第23回)〔昭和51年〕「ちゃぷちゃっぷんの話」,日本児童文芸家協会賞(第9回)〔昭和60年〕「だぶだぶだいすき」,ひろすけ童話賞(第6回)〔平成7年〕「ルビー色のホテル」

経歴
国立中野療養所で闘病中、アンデルセンなどに強い感動を受け、昭和35年ごろから童話を書き始める。52年処女長編「星からきた犬」を「中学生文学」に連載。代表作に「まほうのベンチ」「ちゃぷちゃっぷんの話」「長いシッポのポテトおじさん」「海がうたう歌」「だぶだふだいすき」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上崎 美恵子」の解説

上崎美恵子 こうざき-みえこ

1924-1997 昭和後期-平成時代の児童文学作家。
大正13年11月15日生まれ。20代後半に病気療養中,宮沢賢治の童話にふれて創作をはじめる。昭和51年海のさまざまな表情をえがいたファンタジー「ちゃぷちゃっぷんの話」で産経児童出版文化賞,同作品と「まほうのベンチ」で赤い鳥文学賞。平成9年9月2日死去。72歳。福島県出身。青山学院卒。本名は美枝子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android