二重文字(読み)ふたえもじ

精選版 日本国語大辞典 「二重文字」の意味・読み・例文・類語

ふたえ‐もじふたへ‥【二重文字】

  1. 〘 名詞 〙 二重書(ふたえがき)にした文字。中を白抜きにして輪郭だけを書いた文字。籠字(かごじ)。ふたえじ。
    1. [初出の実例]「もへふさりの杉ばしをとってあんどうに向ひ『まとひ』や『けしくち』の二重文字を書いていたりしが」(出典:洒落本・船頭深話(1802)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android