籠字(読み)カゴジ

デジタル大辞泉 「籠字」の意味・読み・例文・類語

かご‐じ【籠字】

双鉤そうこう2」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「籠字」の意味・読み・例文・類語

かご‐じ【籠字】

  1. 〘 名詞 〙 籠写しにした文字。元の字の輪郭だけをなぞったもの。双鉤字(そうこうじ)。飛白(ひはく)
    1. [初出の実例]「此所小便無用と籠字(カゴジ)入黒子(いれぼくろ)」(出典談義本当世下手談義(1752)三)

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普及版 字通 「籠字」の読み・字形・画数・意味

【籠字】ろうじ

双鉤

字通「籠」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の籠字の言及

【写本】より

…しかし今日では,影写本は,原本に接する機会が限られてきたため,利用価値が高くなり,研究機関で作製されることが多くなった(影写本は写真に比べて筆順・筆勢などがわかりやすく,長年月の保存にたえうるという利点がある)。なお,名家の書いた文字の輪郭だけを写し取った白抜きの文字を,籠字(かごじ),双鉤字(そうこうじ),飛白(ひはく)などとよぶこともある。天皇の筆写本を宸筆,宸翰,皇族の筆写本を御筆とよんで,特別に扱うこともある。…

※「籠字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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