伊太曾神戸(読み)いだきそかんべ

日本歴史地名大系 「伊太曾神戸」の解説

伊太曾神戸
いだきそかんべ

和名抄」東急本に「伊太」「杵曾」「神戸」と三郷があったように記されるが、「伊太曾神戸」とすべきである。なお高山寺本にはいずれもみえず、東急本も訓は欠く。大同元年牒(新抄格勅符抄)に「伊太曾神 五十四戸 紀伊国加十二戸」とみえ、伊太曾神社(式内名神大社)の神戸である。この神戸六六戸は、国懸神六五戸、日前神六一戸より多く、単独神の神戸としては紀伊国で最大である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android