佐備村(読み)さびむら

日本歴史地名大系 「佐備村」の解説

佐備村
さびむら

[現在地名]富田林市佐備・山手やまて

石川郡に属し、東板持ひがしいたもち村の南西にある。東部は南に細長く延び、西部は佐備川の両岸を占める。字上佐備かみさび・中佐備・下佐備・北畑きたばた中山なかやまは「河内志」の「佐備属邑五」にあたると思われる(大阪府全志)。古代石川郡佐備郷(和名抄)の地。元慶七年(八八三)九月一五日の観心寺勘録縁起資財帳(観心寺文書)に、観心かんしん(現河内長野市)領石川郡八所の一として佐備庄があげられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android