佐野八橋(読み)さのやつはし

精選版 日本国語大辞典 「佐野八橋」の意味・読み・例文・類語

さの‐やつはし【佐野八橋】

  1. 佐野次郎左衛門と江戸吉原の遊女八橋との事件主題とする小説戯曲総称歌舞伎脚本「青楼詞合鏡(さとことばあわせかがみ)」「杜若艷色紫(かきつばたいろもえどぞめ)」「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」などが名高い。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「佐野八橋」の解説

佐野八橋
(通称)
さの やつはし

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
有職鎌倉山 など
初演
寛政1.8(大坂・北堀江座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の佐野八橋の言及

【杜若艶色紫】より

…4世鶴屋南北作。通称《佐野八橋》《お六と願哲》。別名題《色操廓文月(こいのみさおさとのふみづき)》《紫花色吉原(ゆかりのはないろもよしわら)》。…

※「佐野八橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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