加村河岸(読み)かむらがし

日本歴史地名大系 「加村河岸」の解説

加村河岸
かむらがし

[現在地名]流山市加・流山一―二丁目

江戸時代前期に本多氏領の津出河岸として成立。本多ほんだ河岸ともいう。本多氏は初め旗本であったが、元禄元年(一六八八)加増されて大名となり、のち転封して上野沼田藩・駿河田中藩の藩主となっている。寛保元年(一七四一)の加村郷差出帳(渡辺家文書)には「御用河岸二反余」とみえる。翌二年の普請で河岸場は六反余に拡張され、ほかに一町六反余の河岸御用地があった(同差出帳張紙)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android