地方村(読み)じかたむら

日本歴史地名大系 「地方村」の解説

地方村
じかたむら

[現在地名]丸亀市西本町にしほんまち一―二丁目・幸町さいわいちよう一―二丁目・城西町じようせいちよう一―二丁目・城南町じようなんちよう前塩屋町まえじおやちよう一丁目

城下の西および南に隣接し、一部が外堀に沿う。那珂なか郡に属し、城下西側の村域は西は中府なかぶ村、北は塩屋しおや村、城下南側の村域は東は鵜足うた土居どい村、南は山北やまのきた村に接する。慶長年間(一五九六―一六一五)の生駒氏築城・城下町建設の際丸亀浦とよばれた地は、寛永一七年(一六四〇)の生駒領高覚帳では四〇六石余の田畝があったが、同一八年入封した山崎氏の城下建設に伴い町方と地方が区別され、のち城下周辺に村が形成された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android