大仙波新田(読み)おおせんばしんでん

日本歴史地名大系 「大仙波新田」の解説

大仙波新田
おおせんばしんでん

[現在地名]川越市大仙波新田・脇田町わきたまち菅原町すがわらまち・仙波町・富士見町ふじみちよう

大仙波村の西、川越城下町郷分に接する。川越街道が通る。仙波新田ともいう(風土記稿)。もと大仙波村に含まれた新田村であったが分離独立し、寛文四年(一六六四)の河越領郷村高帳に村名がみえ、以後幕末まで川越藩領。検地は慶安元年(一六四八)のほか承応(一六五二―五五)・延宝(一六七三―八一)元禄(一六八八―一七〇四)などに新開地の検地が実施された(風土記稿)。寛文四年の河越領郷村高帳では高一六二石余、反別田一二町五反余・畑九町八反余、ほかに開発分高二九石余(反別田二町二反余・畑一町八反余)、武蔵野分高一八石余(反別畑五町一反余)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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