大荒目(読み)オオアラメ

デジタル大辞泉 「大荒目」の意味・読み・例文・類語

おお‐あらめ〔おほ‐〕【大荒目】

よろいおどしの一。さねを普通より幅広にとり、太い緒であらくまばらにおどすもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大荒目」の意味・読み・例文・類語

おお‐あらめおほ‥【大荒目】

  1. 〘 名詞 〙 ( 鎧(よろい)の札(さね)が幅広で威(おどし)の穴と穴の間が粗くなっているところからいう ) 鎧の札の一種。幅の広い札は威の緒も太く粗くなるところから、その威、またはその鎧をいう。
    1. 大荒目
      大荒目
    2. [初出の実例]「黒革威の鎧の大荒目(おほあらめ)にかねまぜたるを、草摺長にきなして」(出典平家物語(13C前)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android