太田黒 克彦(読み)オオタグロ カツヒコ

20世紀日本人名事典 「太田黒 克彦」の解説

太田黒 克彦
オオタグロ カツヒコ

昭和期の児童文学者,随筆家



生年
明治28(1895)年7月1日

没年
昭和43(1968)年10月28日

出生地
熊本市

学歴〔年〕
済々黌中退

主な受賞名〔年〕
野間文芸奨励賞(第5回)〔昭和20年〕「小ぶなものがたり」

経歴
16歳で上京して雑誌記者となり、30歳頃から文筆生活に入る。昭和17年随筆集「水辺手帖」を刊行戦後は児童文学作家となり、31年刊行の「マスの大旅行」をはじめ「山ばとクル」「小ぶなものがたり」などの著書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「太田黒 克彦」の解説

太田黒克彦 おおたぐろ-かつひこ

1895-1967 昭和時代の随筆家,児童文学作家。
明治28年7月1日生まれ。雑誌記者をへて文筆生活にはいり,昭和17年随筆「水辺手帖」を出版。戦後は「小ぶなものがたり」(20年野間文芸奨励賞),「マスの大旅行」「山ばとクル」など,動物児童読物に新境地をひらいた。昭和42年12月28日死去。72歳。熊本県出身。済々黌(せいせいこう)中学中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例