女島(読み)おんなじま

精選版 日本国語大辞典 「女島」の意味・読み・例文・類語

おんな‐じまをんな‥【女島】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 女だけが住むという想像上の島。女護(にょご)の島。
    1. [初出の実例]「女島男旱りに雨乞す」(出典:俳諧・うたたね(1694))
  3. 転じて、遊里のこと。
    1. [初出の実例]「無景の女嶋(ヲンナジマ)にわたり給へり。目前喜見城とは、よし原・嶋原・新町、此三ケの津にます女色のあるべきや」(出典浮世草子好色二代男(1684)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の女島の言及

【男女群島】より

…長崎県五島列島福江島の南南西約70kmの東シナ海にある島嶼(とうしよ)群。北から男(お)島(面積2.1km2),クロキ(黒木)島,寄(より)島,ハナグリ(花栗)島,女(め)島(1.5km2)の5島と岩礁で,福江市に属する。第三紀の溶結凝灰岩からなり,標高はいずれも100mをこえ,女島に群島の最高点(281m)がある。…

※「女島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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