子を持って知る親の恩(読み)コヲモッテシルオヤノオン

デジタル大辞泉 「子を持って知る親の恩」の意味・読み・例文・類語

っておやおん

自分子供を養育してみて、初めて親のありがたさが身にしみてわかる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「子を持って知る親の恩」の意味・読み・例文・類語

こ【子】 を 持(も)って知(し)る親(おや)の恩(おん)

自身が親となってはじめて自分を育ててくれた親のありがたさがわかるの意。子を持たねば親の恩を知らず。
※浄瑠璃・奥州安達原(1762)三「このお君とて、明けて漸う十一の、子を持って知る、親の恩」

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ことわざを知る辞典 「子を持って知る親の恩」の解説

子を持って知る親の恩

自分自身が親となってはじめて、親がどんなに苦労して自分を育ててくれたかを知る。親の立場になって、親の愛情の深さやありがたさが本当にわかる。

[使用例] 「子を持って知る親の恩」こういう言葉でも、恩という字を苦労という字に置きかえて考えると、実にもっともだとおもう[竹久夢二*砂がき|1940]

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