小股を掻く(読み)こまたをかく

精選版 日本国語大辞典 「小股を掻く」の意味・読み・例文・類語

こまた【小股】 を 掻(か)

  1. 相手の股をすくって倒す。また、不意の手段強敵を倒すことのたとえ。
    1. [初出の実例]「両方、さへむとする所に、彌五郎隙無くつつと入り、滝口がこまたをかいて、はなじろに押しすゑたり」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android