憎げ(読み)にくげ

精選版 日本国語大辞典 「憎げ」の意味・読み・例文・類語

にく‐げ【憎げ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 形容詞「にくい」の語幹接尾語「げ」の付いたもの ) 憎いさま。
    1. [初出の実例]「家の人の出で入り、にくげならず、ゐややかなり」(出典:土左日記(935頃)承平五年二月一五日)
    2. 「この御気色も、にくげにふすべ恨みなどし給はば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)真木柱)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android