手占(読み)テウラ

デジタル大辞泉 「手占」の意味・読み・例文・類語

て‐うら【手占】

手の指をかわるがわる屈伸し、伸ばしたのを陰、屈したのを陽として、易の八に当てて占うこと。てうらない。
「先づ―を置いて見ませう」〈虎寛狂・居杭

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手占」の意味・読み・例文・類語

て‐うら【手占】

  1. 〘 名詞 〙 手を見て、その人の身の上などをうらなうこと。手相や爪の色、指の屈伸のぐあいなど、その人の手の状態を総合して判断する。てうらない。
    1. [初出の実例]「うちつづきめでたき事のみ侍らんと手うらをひきて申ければ」(出典:御伽草子・ささやき竹(室町末))

て‐うらない‥うらなひ【手占】

  1. 〘 名詞 〙てうら(手占)人倫訓蒙図彙(1690)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android