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手相 テソウ

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デジタル大辞泉の解説

て‐そう〔‐サウ〕【手相】

手のひらの筋や肉づきのようす。その人の運勢などを表すとされる手の形相。「手相を見る」

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百科事典マイペディアの解説

手相【てそう】

手の大きさや形状,硬軟,手の筋などの状態によって,人の性格,過去・現在・未来などについて知る方法。一種の占いで,現在では手の筋によって未来の吉凶を判断する方法をさす。
→関連項目人相学

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占い用語集の解説

手相

相術のひとつ。手の外見的特徴(手の平の線や色艶、指の形状など)でその手の持ち主の性格や、今後のことを占う。一般的に、細かい線などは三ヶ月で変化するので、本人の自覚があれば手相も良い方面に変化するといわれている。

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大辞林 第三版の解説

てそう【手相】

手指や掌の形・肉づき・筋などのようす。特に、人の運勢などを表していると思われる特徴。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

手相
てそう

観相学の一種で、手の大小形状、掌線、掌紋の状態によって性格、運勢の吉凶などを判断する方法。
 手相術の発祥はインドとされ、中国、エジプト、ギリシア、ヘブライなどに伝播(でんぱ)し、その行き先において独自の発達をしたものである。インドでは古くバラモン教の教義のなかに手相のことがみえ、『旧約聖書』「ヨブ記」にも「神は人の子にその務めを知らせんと、その掌毎(たなごころごと)に印(しるし)を置かせ給う」と記されている。このように掌(て)に神意が宿るとされているのは、おそらく二つと同じ掌、すなわち手相がないことに由来すると思われる。同じく「箴言書(しんげんしょ)」には「右手に長寿、左手には財と名誉あり」と述べられているが、この観方(みかた)はいまもヨーロッパなどにおいて生きている。ギリシアでは手相術はことに発達し、その結果、手相術の基本的専門用語の起源はギリシア、ラテンにあり、後述する手の掌丘のジュピター、ビーナス、アポロなどの呼称はそれを物語るものである。中世にはローマ教会の教理に反するということで手相術は圧迫されたが、15世紀なかばに復活し、以来、ヨーロッパで高く評価され、社会上層の人々によって研究されて大学においても教えられた。すなわち、19世紀にフランスにデバルロとダルバンチニーが現れ、デバルロには『新手相学』『手の神秘』、ダルバンチニーには1857年刊の『手相の科学』などがあるが、これらの著作にはその題名が示すようにいずれも手相学の新しい原理が説かれている。続いて20世紀にはデバルロをつぐキロ、ベンハンらが出て、手相の科学的研究はいっそう盛んになり、とくに最近では医学者による手相と病気との関連が注目され、その研究が行われるようになった。
 中国の手相術は、周の叔服(しゅくふく)、姑布子卿(こぶしけい)に始まり、漢代には許負(きょふ)、宋(そう)代には陳摶(ちんたん)が出、明(みん)の袁忠徹(えんちゅうてつ)はこの陳摶の著述を増訂して『神相全編』を刊行した。これによれば手相は17項目に分けられ、その内容は、論手、八卦(はっけ)十二宮賓主之図、手紋七十二論、掌紋論、手背紋論などである。この書は日本では早く平安時代に中国から伝来したといわれるが、この『神相全編』がもたらされると、日本の手相術は大きな影響を受け、この書は指導書として、後の江戸中期の観相家、水野南北(1757―1834)の著『南北相法』とともに広く用いられた。大正時代に西洋手相術が伝わり東洋手相術と並び行われたが、現在では西洋の方法がより多く用いられている面もある。
 手相の判断の順序は、(1)手型の観察、(2)指の長短、形状の観察、(3)爪(つめ)の形、色による健康状態の判断、(4)掌丘の厚薄、硬軟の観察、(5)掌線の示す意味の判断、などである。
 手相学(パーミストリー)は、二つの部門、すなわち、(1)手型学(キログノミー)、(2)掌紋学(キロマンシー)に分かれる。一般に手相といえば掌線が重視され、手型はとかく軽視されがちであるが、この二者はともに重要で優劣はつけがたい。
 手型の分類は中国においては五行(ごぎょう)思想により五形質に分ける。しかし今日ではフランスのダルバンチニーの七つの型による分類法がより一般的である。それは、(1)原始的、(2)実際的、(3)芸術的、(4)活動的、(5)哲学的、(6)空想的、(7)混合的、の7種である。おのおのの型の特徴は、(1)は皮膚が粗く本能的で知的要素が少ない。(2)は掌および指が方形をなし、実務的堅実型。(3)は先端が細くなり、円錐(えんすい)型。想像力豊富で、多芸多趣味であるが飽きやすい。(4)は指先が太く丸みをもち、明朗、快活、精力的、かつ自由奔放。(5)は指の関節が節(ふし)だち、学究肌の人の手。(6)は指先が細く尖頭(せんとう)型で感受性が強い。(7)は2種以上の型が混在し性格は多角的、というようにみるわけである。
 掌丘も七つに分けられ、それぞれに固有の意味がある。その7種は、(1)金星丘(ビーナスの丘)、(2)木星丘(ジュピターの丘)、(3)土星丘(サタンの丘)、(4)太陽丘(アポロの丘)、(5)水星丘(マーキュリーの丘)、(6)月丘(リューナーの丘)、(7)火星丘(マーズの丘)である。それらの位置、意味、象意などはおよそ次のとおりである。(1)は親指の基底部の膨らみ。性、恋愛、愛情などを表し、この部位の適度の発達は情感の豊かさを示す。(2)は人差し指底部の膨らみ。野望、正直、信用、功名心などを示す。適度の発達は独立心を表す。(3)は中指底部の膨らみ。思慮分別、勤勉、神秘性を示す。(4)は薬指付け根の膨らみ。芸術的感覚、経済力、名声成功などを表し、その発達は美的感性を示す。(5)は小指底部の膨らみ。研究心、社交性、商業的素質などを表し、その発達は頭脳のよさを示す。(6)は金星丘の向かいの縁(へり)にあり、空想、想像力などを示す。(7)は二丘に分かれ、その第一は木星丘と金星丘の中間。積極性、度胸を表し、第二は水星丘と月丘の中間にあって忍耐、自制心など内面の強さを示す。
 掌線は、(1)生命線、(2)知能線、(3)感情線を三大線とし、最重要視する。(1)は人差し指と親指の中間から金星丘に沿って下降する線。健康、病気の有無など生命にかかわる事柄を示す。乱れがなく深く狭い線を良好とし、鎖状、切れ目のあるものなどを不健康、危険な徴候とする。(2)は人差し指の下から掌を横あるいは斜めに走る線。知的能力、精神的活動力のすべてを示す。直線的に掌を横切るのは極端な現実主義者を表し、月丘に向かって大きく下垂するものは感性の発達を示す。(3)は知能線の上部を小指の下から横に走る線。長ければ情に傾きやすく、短ければ愛情に欠け、利己的とされる。この三大線以外の重要な線に運命線と太陽線がある。前者は手の中央を中指に向かって上昇する線で、成功、失敗、事業運などを示し、後者は薬指に向かって上昇する線で、財運、人気、名声などを示すとされる。
 手相をみる際に、西洋では古くから男女ともに左手を主にしたといわれ、日本では一般に、男は左手、女は右手とされてきた。しかし男女の区別なく両手を比較しながら総合的に判断するのが好ましく、また、これに限らずいかなる場合にも種々の条件をよく勘案してみるべきであると今日では考えられている。[吉野裕子]

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世界大百科事典内の手相の言及

【手】より

…これらは指や手掌部の運動の際,皮膚がうまく折り畳めるようにできているから,運動ひだという。手相は主としてこの溝を見るものであるが,もちろんその意味づけに対する科学的根拠はなにもない。手を構成する形象にはなお手筋と,これを灌漑する血管と,皮膚および筋肉に分布する神経とがある。…

【手相学】より

…人の運勢は創造主である神または天によってあらかじめ定められており,それは手指と手掌の形と線条に示されていると考えてこれを〈手相〉と称し,この手相を読みとるための技術ないし理論を手相術あるいは手相学という。前3000年ころにインダス川の上流から中流にかけて移住し,モヘンジョ・ダロやハラッパーの古代都市文化を築いた民族が手相術を創始したとされる。…

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