持って回る(読み)モッテマワル

デジタル大辞泉 「持って回る」の意味・読み・例文・類語

もって‐まわ・る〔‐まはる〕【持って回る】

[動ラ五(四)]
持って、あちらこちらに行く。「大きなかばんを一日中―・る」
必要以上に遠回しの言い方やしかたをする。「―・った言い方をするな」
[類語]婉曲遠回しほのめかす臭わす回りくどい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「持って回る」の意味・読み・例文・類語

もって‐まわ・る‥まはる【持回】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 持ってあちらこちらへ行く。持ちまわる。
    1. [初出の実例]「垣代(かいしろ)や持て廻れるけふの菊〈紫紅〉」(出典:俳諧・末若葉(1697)下)
  3. へんに遠まわしな言い方ややり方をする。
    1. [初出の実例]「ことはりはきこへながらもってまはりたる文章」(出典:評判記・色道大鏡(1678)九)

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