栄やかす(読み)サカヤカス

デジタル大辞泉 「栄やかす」の意味・読み・例文・類語

さかや‐か・す【栄やかす】

[動サ四]栄えるようにする。
「再び家を―・し給へり」〈古活字本平治・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「栄やかす」の意味・読み・例文・類語

さかや‐か・す【栄かす】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「かす」は接尾語 ) 栄えさせる。繁栄させる。栄えるようにする。さかやす。
    1. [初出の実例]「大夫名名隆家、訓読云、伊部乎さ加や加寸、尤有興事也」(出典小右記‐寛弘九年(1012)五月一一日)
    2. 「義兵を挙げ、会稽の恥をきよめ、再び家をさかやかし給へり」(出典:平治物語(1220頃か)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android