伊部(読み)いんべ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「伊部」の意味・わかりやすい解説

伊部
いんべ

岡山県南東部、備前(びぜん)市中西部の一地区。旧伊部町。旧山陽道に沿い、南側をJR赤穂(あこう)線と国道2号が走る。風化した流紋岩の土を原料とする備前焼中心として全国的に有名。窯元や作家多数活動している。JR伊部駅に併設された備前焼伝統産業会館や、備前市立備前焼ミュージアムがある。

[編集部 2017年1月19日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伊部」の意味・わかりやすい解説

伊部
いんべ

岡山県南東部,備前市南西部の中心地区。製陶の中心地で,登り窯が並ぶ。伊部焼の名で知られてきたが,備前焼と名を改めた。元来は甕,壺などの日用品を生産していたが,戦国時代末期千利休によって茶器として高く評価され,近世には岡山藩江戸幕府などに献上するための御用窯が築かれ,酒器,茶器,花瓶などを生産するようになった。伊部南大窯跡 (国指定史跡) がある。

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