淡煙(読み)たんえん

精選版 日本国語大辞典 「淡煙」の意味・読み・例文・類語

たん‐えん【淡煙・淡烟】

  1. 〘 名詞 〙 水蒸気や水などが細かくとびちって煙のようにぼんやりとみえるもの。うすけむり。うすもや。
    1. [初出の実例]「林下渓辺帯淡煙、宿烏驚我暫翩」(出典:済北集(1346頃か)三・汲夜泉)
    2. [その他の文献]〔陸游‐題繍川駅詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「淡煙」の読み・字形・画数・意味

【淡煙】たんえん

淡靄。宋・陸游川駅に題す〕詩 白首今、里に行き 淡に依りて、舟を

字通「淡」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android