添わる(読み)ソワル

デジタル大辞泉 「添わる」の意味・読み・例文・類語

そわ・る〔そはる〕【添わる】

[動ラ五(四)]付け加わる。加わって増す。
「青みがかった色が―・って来る」〈荷風・ふらんす物語

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精選版 日本国語大辞典 「添わる」の意味・読み・例文・類語

そわ・るそはる【添】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 新たに加わる。そばにつけ加わる。増して多くなる。そってくる。
    1. [初出の実例]「つもれるとしを しるせれば いつつのむつに なりにけり これにそはれる わたくしの おいのかずさへ やよければ〈壬生忠岑〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇〇三)
    2. 「又、中々もの思ひそはりて、あけ暮、くちをしき身を思ひ嘆く」(出典:源氏物語(1001‐14頃)澪標)

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