無心所著(読み)むしんしょじゃく

精選版 日本国語大辞典 「無心所著」の意味・読み・例文・類語

むしん‐しょじゃく‥ショヂャク【無心所著】

  1. 〘 名詞 〙 各句ごとに全く関連のない事をいい、全体としてまとまった意味をなさない歌。わけのわからない歌。
    1. [初出の実例]「あるは又、おぼつかなく心こもりてよまんとするほどに、はてにはみづからもえ心えず、たがはぬ無心所着になりぬ」(出典:無名抄(1211頃))

無心所著の補助注記

万葉‐三八三八・題詞」に「無心所一レ著歌二首」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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