物ならず(読み)モノナラズ

デジタル大辞泉 「物ならず」の意味・読み・例文・類語

ものならず

たいしたことではない。問題ではない。
「大の男も―」〈曽我・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「物ならず」の意味・読み・例文・類語

もの【物】 ならず

問題ではない。たいしたことではない。たやすい。
土左(935頃)承平五年一月三〇日「今は和泉国に来ぬれば、海賊ものならず」
唱歌箱根八里(1901)〈鳥居忱〉「箱根の山は 天下の険 函谷関も物ならず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android