石川 武男(読み)イシカワ タケオ

20世紀日本人名事典 「石川 武男」の解説

石川 武男
イシカワ タケオ

昭和・平成期の農学者 岩手農民学長;岩手大学名誉教授



生年
大正10(1921)年5月5日

没年
平成14(2002)年9月9日

出生地
島根県松江市

学歴〔年〕
東京高等蚕糸学校(現・東京農工大学)〔昭和17年〕卒

学位〔年〕
農学博士

主な受賞名〔年〕
農業土木学会賞(学術賞)〔昭和36年〕,岩手農業賞(特別農業功労部門 第1回)〔昭和48年〕,農業土木学会賞〔昭和53年〕,産業教育100年に当り教育功労者として文部大臣表彰〔昭和59年〕,勲二等瑞宝章〔平成7年〕

経歴
旧制東京繊維専門学校助教授、東京農工大学講師を経て、昭和26年岩手大学農学部講師、28年助教授、39年教授。45〜47年同大学生部長、49〜59年農学部長、62年退官、名誉教授。この間日本学術会議会員(第7期)。また農村文化運動の指導者で、54年自主講座・岩手農民大学を創設、学長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石川 武男」の解説

石川武男 いしかわ-たけお

1921-2002 昭和後期-平成時代の農業土木学者。
大正10年5月5日生まれ。昭和39年岩手大教授となる。農民の技術にもとづく土地改良提唱実践。農業高校卒業生の国公立大農学部優先入学をとなえ,また農民教育の場として54年岩手農民大学をつくった。平成14年9月9日死去。81歳。島根県出身。東京高等蚕糸(現東京農工大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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