石川色子(読み)いしかわの いろこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石川色子」の解説

石川色子 いしかわの-いろこ

?-? 平安時代前期の女官
内教坊(ないきょうぼう)所属妓女(ぎじょ)。承和(じょうわ)11年(844)正月に開催された仁明(にんみょう)天皇内宴(ないえん)の席で女楽(じょがく)をおこない,従五位下をさずかり,内命婦(ないみょうぶ)となる。「皇帝破陣楽(おうだいはじんらく)」の舞がうまく,箏(そう)の名手だったという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android