称林寺跡(読み)しようりんじあと

日本歴史地名大系 「称林寺跡」の解説

称林寺跡
しようりんじあと

[現在地名]大淀町大字佐名伝

吉野川北岸、寺山てらやま丘陵の裾に寺跡があり、どううえ浄土院じようどいんなどの字名が残る。正平一一年(一三五六)一二月一二日の信阿弥陀仏売券(栄山寺文書)端裏書に「サナテ」とみえ、現山口県長門市の清月せいげつ寺が所蔵する鐘に「大和宇智郡佐那手 称林寺 正応二年己丑十一月晦日 別当阿闍梨覚弁」の銘文がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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