空値(読み)ソラネ

デジタル大辞泉 「空値」の意味・読み・例文・類語

そら‐ね【空値】

実際よりも高くつけている値段。かけ値。
「飾りたる烏帽子えぼしの内、いづれか所望候ぞ、よきもあしきも―なし」〈浄・烏帽子折

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空値」の意味・読み・例文・類語

そら‐ね【空値】

  1. 〘 名詞 〙 実際より高くつけている値段。いつわりの値段。かけ値。空値段。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「京はものの空値をいふ処ぞ」(出典:咄本・醒睡笑(1628)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android