紀南郷導記(読み)きなんきようどうき

日本歴史地名大系 「紀南郷導記」の解説

紀南郷導記
きなんきようどうき

一冊 児玉荘左衛門著

成立 元禄年間

写本 田辺市闘鶏神社(元禄写)・御坊市塩屋柏木平次郎家(柏木本)・田辺市芳養町藤畑直一家(藤畑本)

解説 和歌山藩主徳川頼宣の命によって児玉荘左衛門が調査した結果をまとめ、千賀氏がこれを増補。和歌山を起点として有田・日高郡を経て田辺から中辺路を通り新宮から大辺路を通り田辺に至る道中の村々に残る伝承などを記録。和歌山より熊野までの道程を記す。

活字本 紀南文化財研究会昭和四二年刊

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android