若尾新田村(読み)わかおしんでんむら

日本歴史地名大系 「若尾新田村」の解説

若尾新田村
わかおしんでんむら

[現在地名]韮崎市竜岡町若尾新田たつおかまちわかおしんでん

若尾村南東、釜無川右岸の氾濫原に位置する。近世初頭に成立した新田村で、駿州往還が縦断する。「甲斐国志」には「屋敷三拾九所、九反九畝六歩ヲ除カル、諸役免許、寛文一二子年田額ヲ定ム」とあり、寛文一二年(一六七二)検地を受けて一村となったと記される。しかし慶長古高帳にすでに若尾新田とみえ、高六七石余、幕府領。寛文一二年の検地帳(県立図書館蔵)では高一九八石余、反別は上田九反余・中田八町六反余・下田四町九反余・下々田二町一反余、中畑一町二反余・下畑二町七反余・下々畑一町二反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android