藤沼昇(読み)ふじぬま のぼる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤沼昇」の解説

藤沼昇 ふじぬま-のぼる

1945- 昭和後期-平成時代の竹工芸家。
昭和20年6月15日生まれ。昭和51年から八木沢啓造に師事。55年日本伝統工芸展初入選。59年日本工芸会正会員。60年伝統工芸木竹展初入選。網代編(あじろあみ)や束編(たばねあみ)など多彩な技法をもちいた格調高い作品で知られる。日本伝統工芸展では,61年網代盛籃(もりかご)で日本工芸会会長賞,平成4年束編花籃「気」で東京都知事賞を受賞。日本伝統工芸展鑑査委員,日本工芸会理事などをつとめる。24年人間国宝に認定される。栃木県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android