西染村(読み)にしぞめむら

日本歴史地名大系 「西染村」の解説

西染村
にしぞめむら

[現在地名]水府村西染

山田川の西河岸段丘上および男体なんたい山系の西向緩斜面にあり、北は天下野けがの村。中世には東染・中染と合せ染(曾目)村と称したが、文禄五年(一五九六)の御蔵江納帳(秋田県立図書館蔵)に「西染」とみえ、寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に「西染村」とみえる。「水府村史」によると正保元年(一六四四)の知行割替では、四七八石余が犬窪甚五左衛門ら八人の家臣の給地であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android