跡付ける(読み)アトヅケル

デジタル大辞泉 「跡付ける」の意味・読み・例文・類語

あと‐づ・ける【跡付ける】

[動カ下一]物事の移り変わっていった跡をたどって調べる。証拠づける。「街道変遷を―・ける」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「跡付ける」の意味・読み・例文・類語

あと‐づ・ける【跡付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
  2. 物事の変化の跡をたどり、確かめる。追跡調査をする。
    1. [初出の実例]「此懸け離れた二象面(フェーゼス)を、何うして同性質のものとして、其関係を迹付(アトヅ)ける事が出来よう」(出典:思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉一五)
  3. ある場所の跡を確かめる。
    1. [初出の実例]「接岸して水路をあとづけながらゆれ進む船」(出典:島へ(1962)〈島尾敏雄〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android