道に遺を拾わず(読み)みちにいをひろわず

精選版 日本国語大辞典 「道に遺を拾わず」の意味・読み・例文・類語

みち【道】 に 遺(い・おちもの)を=拾(ひろ)わず[=取(と)らず]

  1. 世の中が泰平で富み足りており、道路に落ちているものも拾わない。理想的な政治が行なわれていることのたとえ。
    1. [初出の実例]「是に由りて盗賊(ぬすひと)恐懾(おちひし)て、路に拾(オチモノトラ)ず」(出典日本書紀(720)皇極元年正月(岩崎本訓))
    2. [その他の文献]〔韓非子‐外儲説左上〕

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