長篠村(読み)ながしのむら

日本歴史地名大系 「長篠村」の解説

長篠村
ながしのむら

[現在地名]鳳来町長篠

寒狭かんさ川と三輪みわ川との合流点にあり、二つの川がつくる段丘上に西にし本郷ほんごう内金うちがね集落がある。最近、内金は本長篠ほんながしのとよばれている。天正一八年(一五九〇)吉田藩領、慶長五年(一六〇〇)徳川氏領、同八年幕府領、元禄一一年(一六九八)一色氏領。元禄二年の長篠村口上書(梶村猛男氏蔵)に「四年以前ハ長篠村ニ馬百八疋御座候処、去年帳面御改之節、馬五拾七疋ニ被成候、乗本山ニ入不申ニ付馬草買申候ヘハ、馬所持仕儀難成」とあり、三輪川を渡って乗本のりもと村へ馬草を刈りに行ったことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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