ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「1次関数」の意味・わかりやすい解説
1次関数
いちじかんすう
linear function
を1次関数と呼ぶことがある。ここで a ,b ,c ,d は複素数の定数,z は複素変数である。一般に n 個の変数 x1 ,x2 ,…,xn についての1次関数とは a1 ,a2 ,…,an を定数としたとき,f(x1,x2,…,xn)=a1x1+a2x2+…+anxn+b という形の関数である。ここで,定数項 b のない場合 (同次1次関数) に限って1次関数と呼ぶ流儀もあり,それと区別する場合は,上の場合を非同次1次関数またはアフィン1次関数という。またもっと一般には,これを連立させたベクトル値の場合で,行列を使って表現すると f(x)=Ax+b の形になるものをも,1次関数ということもある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報