山川 世界史小辞典 改訂新版 「10進法」の解説
10進法(じっしんほう)
decimal system
10を1単位とする勘定法。起源は両手の指の数と考えられ,最も基本的な数え方として古くから存した。古代のエジプト,中国,インドなどで発達し,日本へは中国,朝鮮から体系的に伝わって尺貫法の計量単位をつくった。ギリシア,ローマへは古代エジプトあたりから伝わり,ヨーロッパではアラビア数字による記数法とともにさらに発展した。計量法としてはメートル法が代表的。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報