化学辞典 第2版 「2-チアミン」の解説
2-(1-ヒドロキシエチル)チアミン
ヒドロキシエチルチアミン
2-(1-hydroxyethyl)thiamin
C14H21N4O2S(309.41).ピルビン酸の酸化的脱炭酸反応の中間体(ヒドロキシエチルアミン二リン酸)に由来する生体成分で,チアミンのチアゾール環の2位がヒドロキシエチル基で置換された化合物.針状晶.分解点217~219 ℃(2塩酸塩).水に易溶,エタノールに難溶,エーテル,クロロホルムに不溶.UV(水)λmax (nm,ε ×10-3)220~230(13.35),267.5~269.5(11.75).チアミンとアセトアルデヒドから合成される.動物組織に比較的多い.[CAS 51230-37-6][別用語参照]チアミン塩酸塩
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報